木質バイオマス発電とは

木質バイオマス発電


木質バイオマス発電とは、木質バイオマスを燃やしてタービンを回して発電する仕組みを指します。東北バイオマスにて採用予定の蒸気タービン発電方式は、木質バイオマス燃料を直接燃焼し、ボイラーで発生させた高温高圧の蒸気で蒸気タービンを回して発電します。

東北バイオマス

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木質バイオマス発電の買取価格


2015年度より、FIT制度の買取価格に、新たに木質バイオマスの“小規模枠”が設けられ、出力2,000kW未満の間伐材等由来の木質バイオマスを原料とした発電事業については、「40円/kWh」の買取条件が設定されました。これまで採算面から事業化が困難だった小規模発電を、国としても普及を推進しています。

バイオマス区分
調達価格
調達期間
間伐材由来の木質バイオマス 2,000KW未満
40円+税
20年間
2,000KW以上
32円+税
20年間
一般木質等(バイオマス液体燃料以外) 10,000KW未満
24円+税
20年間
10,000KW以上
入札
20年間
バイオマス液体燃料
入札
20年間
建設資材廃棄物
13円+税
20年間
一般木質その他バイオマス
17円+税
20年間

※日本木質バイオマスエネルギー協会「小規模木質バイオマス発電の買取価格」による


東北バイオマスでは発電した電力を株主様に安価で提供することも検討しています。広く株主様を募集しております。

東北バイオマス
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木質バイオマス発電のメリット

①発電した電力の買取り価格の高さ

上に記載した通り、出力2,000kW未満の間伐材等由来の木質バイオマスを原料とした発電事業については「40円/kWh」の買取条件が設けられており、高い採算性が見込めます。

②二酸化炭素の排出を抑制、地球温暖化を防止

森林を構成する個々の樹木等は、光合成によって大気中の二酸化炭素の吸収・固定を行っています。森林から生産される木材をエネルギーとして燃やすと二酸化炭素を発生しますが、この二酸化炭素は、樹木の伐採後に森林が更新されれば、その成長の過程で再び樹木に吸収されることになります。

③廃棄物の発生を抑制

森林を構成する個々の樹木等は、光合成によって大気中の二酸化炭素の吸収・固定を行っています。森林から生産される木材をエネルギーとして燃やすと二酸化炭素を発生しますが、この二酸化炭素は、樹木の伐採後に森林が更新されれば、その成長の過程で再び樹木に吸収されることになります。

④エネルギー資源としての積極的な利用

日本では、エネルギー需要の多くを輸入された化石燃料に頼っています。エネルギー源の多様化、リスクの分散という意味からもバイオマスエネルギーの利用を広げていく必要があります。日本全体のエネルギーの需要は膨大であり、これを木質バイオマスだけで賄うことはできませんが、貴重な国産のエネルギー源として、利用が期待されています。

⑤森林の適切な整備への寄与

森林は、国土の保全や水源のかん養などの様々な機能を持っています。森林がこれらの機能を十分に発揮するには、間伐や伐期を迎えた樹木を伐採するなどの適切な森林の整備が不可欠です。これらの森林整備などにより、年間約2,000万m3(推計値)発生している未利用間伐材等が燃料等として価値を持つことが出来れば、林業経営にも寄与し、森林整備の推進にも繋がることが期待されます。

⑥山村地域の活性化

木質バイオマス、特に森林由来の間伐材など地域の未利用資源をエネルギーとして利用することで、資源の収集や運搬、バイオマスエネルギー供給施設や利用施設の管理・運営など、新しい産業と雇用が創られ、山村地域の活性化にも貢献します。
更に現在、林野庁でも木質バイオマスの新たな利用に繋がる技術の開発や実証を進めており、将来、森林資源を有する山村地域での新たな環境ビジネスの創造に向けた取り組みを実施しています。

⑦熱電併給だけでなく、熱利用単体としても利用可能

木質バイオマス資源を直接燃焼し、廃熱ボイラーから発生する蒸気の熱を利用したり、木質バイオマス資源を発酵させて発生したメタンガスを都市ガスの代わりに燃焼して利用することができます。
例えば熱利用により冬場にビニールハウスで野菜(ピーマン・レタス・ナス・イチゴ・キュウリ等)を栽培すると夏場の倍の価格で市場に出すことも可能です。
6次産業化にもつながるため、熱利用可能な地域の農家さんが6次産業交付金の支援を受けることも出来ます。
一例として暖房が必須なイチゴ栽培において、1シーズンで130万ほどかかる暖房費を大いに抑えられることも可能です。(作付面積20aで仮定)
木質バイオマス発電は農業県青森において地域の活性化にも貢献出来、とても将来性のある事業です。

⑧天候に左右されない

バイオマス発電は、天候に左右されない運転が可能なことも大きなメリットとされています。
太陽光発電や風力発電などは、天候によって発電量が大きく異なります。一方、木質バイオマス発電は、安定した燃料の供給が可能であれば24時間発電もできると考えられています。
また、木質バイオマス発電は発電の際に熱が発生します。そのため、熱利用を組み合わせればさらに高いエネルギー効率が期待できるとされています。
電気代が高騰してきている中、木質バイオマス発電は新たな電力供給の解決策になりえます。

青森県が木質バイオマス発電が適している理由


国内の燃料用チップの利用量(間伐材・林地残材等に由来するもの)は、木質バイオマス発電設備の増加に伴い、年々増加してきているため、木質バイオマスのデメリットとして「大規模に木材を収集するのが困難」との指摘があります。
しかし青森県は「森林資源統計書-2021年度版(令和3年度版)」によると森林面積が630,683haと、県土面積の実に65.4%に当たるため、原料不足が発生しづらい環境となっており、木質バイオマス発電を実施するのに最適な環境であるといえます。
また、東北バイオマスでは原料提供会社とも提携しているため、燃料を安定して供給が可能です。
木質バイオマス発電で発生する熱を利用しての冬の農業支援・温室野菜栽培、農業の6次産業化をサポートしていきたいと考えております。

木質バイオマス発電で発生する熱を利用して冬野菜を栽培すると…
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